宮城県石巻市の三陸海岸沿いに位置し、豊かな里山と海が魅力の雄勝地区は、硯の名産地です。
室町時代頃から硯石が産出されていたと言われる歴史があり、その名硯として賞美される伝統技術は今でも受け継がれて続けています。
平成23年3月11日に発生した東日本大震災による大津波で壊滅的な被害を受けました。
全国から延べ6,500人以上のボランティアの皆さんに流失した原材料・硯・石工芸品の回収作業のご支援を戴き、2020年5月に新たな施設としてオープンした雄勝硯伝統産業会館には、雄勝の歴史や硯の製造工程など、地域産業としての歩みが展示されています。