雄勝硯伝統産業会館
宮城県石巻市の三陸海岸沿いに位置し、豊かな里山と海が魅力の雄勝地区は、硯の名産地です。
室町時代頃から硯石が産出されていたと言われる歴史があり、その名硯として賞美される伝統技術は今でも受け継がれて続けています。

平成23年3月11日に発生した東日本大震災による大津波で壊滅的な被害を受けました。
全国から延べ6,500人以上のボランティアの皆さんに流失した原材料・硯・石工芸品の回収作業のご支援を戴き、2020年5月に新たな施設としてオープンした雄勝硯伝統産業会館には、雄勝の歴史や硯の製造工程など、地域産業としての歩みが展示されています。

ショップ詳細情報

雄勝石とは

地質学的には北上山系登米層古生代二畳紀(2・3億年前)に属する黒色硬質粘板岩であり、その特性は純黒色で、圧縮・曲げに強く、給水率が低いため、化学的作用や永い年月にも変質しない性質を持っています。雄勝石は、玄昌石とも呼ばれ、宮城県石巻市雄勝町産のものを呼びます。

雄勝硯生産販売協同組合の取り組み

雄勝硯生産販売協同組合は、雄勝硯、雄勝石スレート、雄勝石皿・雄勝工芸品などを生産・販売しています。
雄勝の硯は応永の昔より名硯として賞美され、以来600年の歴史と伝統が受け継がれています。
  ・雄勝硯、雄勝石スレート、雄勝石皿、雄勝工芸品などを生産・販売
  ・雄勝石スレート、玄昌石を活用した商品開発
  ・雄勝硯の技術の伝承

雄勝硯及び雄勝石工芸品販売ギャラリー

  ■開館時間/9:00~16:30
  ■休館日/火曜日(祝祭日を除く)
  ■火曜日が祝祭日の場合は翌日
  ■12月29日~1月3日

  公式HP
   https://www.ogatsu-suzuri.jp/

展示室

展示室には観覧料が必要になります。  
  ■観覧料:一般(団体20名以上)
  ■大人 200円(180円)
  ■小人100円(90円)
   ※大人料金は高校生以上、未就学児は無料となります。